子作りに対する考え方の違いから離婚を告げられ後悔

今回インタビューに答えていただいたのは、子作りへの考え方の違いから離婚したという離婚当時２９歳の男性です。
この方の場合には、離婚を告げられた側であり後悔しているとのことです。

当時の状況について詳しくご説明いただきました。
また、離婚を悩む方に向けたアドバイスもいただいていますので参考にしてみてください。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

元奥様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

21歳でフリーターをしていた時の新しいバイト先が元妻との出会いの場でした。

新人の私の教育係を任されたのが元妻でした。
最初は、教育係として「頼りになるお姉さん」という印象を持っていましたが、仲良くなっていくと天然な部分が多くある事を知り、バイト中とプライベートのギャップに惹かれていました。

お付き合いをし始めて、しばらく経った頃から同棲を開始しましたが、家族ではない人と同じ空間で暮らしているのにストレスが全くない事に気付き「結婚するならこの人しかいないんじゃないか？」と思った事が結婚の決め手でした。

なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

夫婦生活自体は、時々ケンカをする事もありましたが基本的には仲が良く円満でした。
2人の休日が被った日には一緒に出掛けたり、毎年お互いの誕生日や記念日は忘れずお祝いもしていました。

しかし、収入が少ないと子供を作っても苦労させる事になるだろうという事で作ろうとしていませんでした。
副業をしたり、妻もパートをしてくれましたが、目標にしていた世帯収入には届かず、いつまで経っても子供を作る事が出来なかった事が離婚の原因です。

収入があまりなくても、子供を作りたいと考え始めた元妻と、やっぱりある程度収入がないと不安だった私は、少しずつ意見が合わなくなっていきました。
怒鳴り合ったり大きなケンカに発展する事はありませんでしたが、徐々に2人の中で子作りに対する話題が禁句になっていたように感じます。

いつまで経っても子供を作ろうとしなかった私の態度や考えが離婚の決め手になったのかな？と離婚後に思いました。

離婚を告げられた時、あなたはどのような反応をしましたか？

離婚を告げられたのが突然で驚きました。

仕事が終わって自宅に帰り、ご飯もお風呂も済ませて寛ごうかなと思っていた時に元妻から「話がある」と言われました。
意見の食い違いはありましたが、それでも夫婦仲は良かったので、まさか離婚したいと言われるとは思っていませんでした。

離婚話をする元妻の顔を凝視するだけで、何も言えないぐらい頭の中が真っ白でした。

離婚の協議はすぐにまとまりましたか？　それとも、時間がかかり大変なものでしたか？

めちゃくちゃスムーズではありませんでしたが、離婚が決まるまでに時間はあまりかかりませんでした。

離婚したい事を告げられてから、1ヶ月ぐらいは元妻を説得していました。
説得をしているうちに「本気だったんだな」「もっと話を聞いてあげれば良かったな」と負い目を感じ始めた事から、説得ではなく離婚に向けた話し合いへと変わっていきました。

子供がいなかった事もスムーズに離婚出来た理由の1つでもあります。
慰謝料については、私の責任が大きいと思っていたので払いたいと申し出ましたが、元妻に「どっちが悪いとかじゃないから要らない」と拒否されました。

結婚前から2人で貯めていた貯金を綺麗に半分に分けて、離婚後に持って行きたい家具・家電の話し合いをした程度です。

離婚してよかったことを教えてください

元妻とは、付き合っている時から出来る限り一緒にいたので、自分1人の時間が増えました。
休日は、寝たいだけ寝て、食べたい物を食べられる自由を久しぶりに満喫しました。

離婚して辛いと感じたことを教えてください

自由ではありますが、それよりも1人である寂しさを感じる事の方が多いです。
テレビを見ている時等、ふとした時に一緒にリアクションを取ったり、あーだこーだと言い合える人がいないのは、慣れるまで辛かったです。

離婚して正解だと感じますか？　それとも後悔の方が大きいですか？

私の場合は、後悔の方が大きいです。
頑固にならずに元妻の意見にしっかりと耳を傾けていれば、今でも幸せに暮らせていたのかな？子供もいたのかな？と考えてしまいます。

現在は再婚していますか？

離婚してから数回告白されましたが、元妻を好きになった時の感覚や「この人しかいない」と思えないので、今は再婚する気は全くありません。

離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

最初に「離婚して本当に後悔しないかどうか」という点を考えて欲しいと思います。
また、離婚を悩んでいる程度ならまだしない方が良いです。

離婚したいと思う「原因」を解消する事に努めて、それでも無理、どうしても離婚したいと感じてからでも離婚は遅くありません。
また、あなただけではなく、パートナーの方も悩んでいる可能性もあります。

まずは、話し合いで2人が納得出来る妥協点を探してみてください。
また、離婚する事が決まった後も、相手を尊重する事を忘れない事が気持ち良く離婚するためには必須だと感じました。

調査方法：アンケートサイトにて質問
調査日：2019年9月20日

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