知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

離婚したいけど子供が不安。子供に与える悪影響や夫婦間で話し合うべきことを解説

「子供のことを考えると、なかなか離婚に踏み出せない…」
「離婚したら子供にどんな影響があるんだろう…?」

離婚したいけれど子供がいる場合だと、なかなか答えが出ずに悩む人は多いです。確かに、子供のことを考えると、離婚するべきかどうか迷うところ。子供に悪影響が出てしまわないか、離婚後も子供と安心して暮らせるのか、などが気になりますよね。

そんな時は、離婚が子供に与える影響や、離婚後の対策などについて把握しておきましょう。離婚すべきかを判断する材料となるはずです。

ここでは、

  • 離婚が子供に与える悪影響
  • 離婚時に子どものために夫婦間で話し合うべきこと
  • シングルマザーで受けられる手当

などについて解説します。

子供がいて離婚を迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

子供が心配で離婚を悩んでいる人の理由

子連れで離婚すべきか検討している人は、以下のような理由で悩みを抱えていることが多いです。

  1. 子供の前で喧嘩を見せるのはもう嫌
  2. 子供から一方の親を奪うのはかわいそう
  3. 自分自身が両親の離婚で辛い思いをした
  4. 周囲が離婚することに反対する
  5. 父母ともに子供の親権を求めている

それぞれの理由について、Yahoo!知恵袋の質問やベストアンサーを引用しながら、以下でご紹介します。

子供の前で喧嘩を見せるのはもう嫌

離婚後のことをイメージする子供を抱える妻

子供の前で夫婦喧嘩を見せ続けると、子に悪影響が出るのではないか、と心配になりますよね。後ほど詳しく解説しますが、夫婦喧嘩によって子供に悪影響が出た実例が、報告されています。

日常的に喧嘩が続いており、改善の余地がないのであれば、離婚したほうが子供のためかもしれませんね。

Yahoo!知恵袋でも、夫婦喧嘩している姿を子供に見せるのが嫌で悩んでいる相談がありました。どうやら旅行先でも喧嘩ばかりで、質問者もこの生活に疲れてしまっているようです。しかし、2人の子供は離婚してほしくないと言っています。質問者としても、離婚しても子供を幸せにさせる自信がないため、ここは我慢して結婚生活を送るべきだろうか?と悩んでいる様子です。

それに対し、ベストアンサーでは子供の立場からのアドバイスがありました。

幸せと思えなくなったから離婚する・疲れたから離婚する

正直いって大人はみがってだと思います。

二人にとっては 離婚 というだけかもしれませんが、子供にとってはこれからの人生を歩いていくなかでとても大きな荷物になることをわかってください。子供の人生に傷をつけるんだということを自覚していただけたらと思います。

一部引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1247032277?__ysp=6Zui5amaIOOBl%2BOBn%2BOBhCDlrZDkvps%3D

離婚は親にも負担がかかります。しかし、それ以上に子供が心の傷を抱えます。この質問者のケースでは、子供が「離婚して欲しくない」と主張していますから、なるべくその気持ちも尊重してあげるべきでしょうね。

質問者もベストアンサーの指摘に考え直したようで、「子供のことを考え、家族の幸せの方向を向いてがんばります」とコメントしています。

子供から一方の親を奪うのはかわいそう

子育てをする男性

離婚をすると、子供にとっては同居親が一人となります。両親が揃っていないと寂しい思いをさせてしまうのでは…、と悩んでしまいますよね。

離婚したいけど、子供が可愛そう…。主人と離婚したいけど悩んでいます。同じように踏み切れない人いますか?

上記の相談が、Yahoo!知恵袋でも見つかりました。やはり、この方もなかなか離婚に踏み切れずに悩んでいます。

ベストアンサーでは、自身の経験から「子供としては両親がそろっているほうが良いこともあるので、離婚は我慢したほうがいい」とアドバイスしています。

「不仲な親を見て育つほうが可哀想」と5年前離婚に踏み切りました。

が、子供たちは違ったようです。

離婚してから、ずーーっと「もう一度パパとママと暮らしたい」「パパ以外と結婚したらイヤ」と言われ続けてきました。

やはり子供たちには、両親がそろっているほうが良いみたいです。

もし、「子供のため・・・」と離婚を足踏みしているのなら、やっぱり我慢したほうが良いと思います。

子供は親を選べません。

だから尚更、いい親になる努力をしないといけないと思います。

引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321785663?__ysp=6Zui5amaIOOBl%2BOBn%2BOBhCDlrZDkvps%3D

もし、子供が両親との生活を強く望んでいるようであれば、離婚は留まった方が良いでしょう。それよりも、どうすれば今の生活が良い方向に変化できるかを夫婦で話し合い、改善したほうが最適なケースもあります。

自分自身が両親の離婚で辛い思いをした

離婚のイメージ

自分の両親が離婚したことで辛い体験をした場合、余計に離婚に踏み切れないことと思います。

Yahoo!知恵袋でも、離婚したいけど自分の経験から離婚に踏み切れない、との相談が見つかりました。両親の離婚によって辛い思いを抱えたため、子供のために我慢すべきか迷っているようです。

ベストアンサーでは、妹さんの事例を出しつつ「状況によっては離婚したほうが良いケースもある」と述べています。

妹が質問者さまと同じ状況にあります。

旦那は、ギャンブル依存症で借金を作り、家族が寝静まってから帰宅、朝も早々に逃げるようにいなくなります。

妹は、子供たちのためにと離婚を踏みとどまっていますが、すでに子供たちには影響が出ていて、私や両親と過ごすと家に帰るのを嫌がり、毎度大泣きします。

欲求不満のようで、乱暴になり、友達ともうまく行かず孤立しているようです。

(略)

他の回答者さんも書いておられますが、離婚しないのが子供のためになる場合もあれば、離婚するのが子供のためになる場合もあると思いますよ。

私は、うちの妹の状況では、離婚した方が良いと思って見ています。

一部引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14146779904?__ysp=6Zui5amaIOOBl%2BOBn%2BOBhCDlrZDkvps%3D

両親が離婚した経験から、ついつい離婚するのを我慢する選択をする人が多いと思います。しかし、ベストアンサーの方が紹介している事例のように、それによって子供に悪影響を与えてしまう可能性もあります。

自分の経験だけで判断せずに、今の状況をしっかりと見つめながら、離婚すべきか検討したほうが良いでしょう。

周囲が離婚することに反対する

離婚を悩む妻

子供が二十歳になるまで、離婚せずに育てたいと思います。しかし、周囲からは迷惑だとか自分勝手だとか言われます。それなら離婚を切り出すべきでしょうか?子供のためにはその方が良いのでしょうか?

Yahoo!知恵袋にて、上記のような相談がありました。周囲から反対の意見が出てくると、本当にこの判断が正しいのだろうか?と不安になりますよね。

ベストアンサーの方は、自身の経験を語りつつアドバイスを送っています。子連れ再婚の方で、今夫との子供ができた途端に前夫の子に暴力を振るうようになったため、離婚を選択したようです。シングルマザーとなってがむしゃらに働く日々を送りながらも、家族の絆は強く、とても平和だとか。どうやら離婚したことで良い結果をもたらしたようです。

最後に、質問者へこうアドバイスしています。

私の時代は社会保障も余り充実していなかったが 今は母子家庭・父子家庭の子育て支援も多々あるので無理をしなくても子供は立派に育てられますよ、子供には愛情はもちろん、環境も大事です。まだ若い方だと思いますが離婚するのに勇気も決断も必要です。頑張ってくださいね、子供には責任は当たり前、必要なのは愛情です。

一部引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12217229962?__ysp=6Zui5amaIOOBl%2BOBn%2BOBhCDlrZDkvps%3D

周囲の意見で悩むよりも、自分の子供にとって最善な環境を整えるために、出来ることを考えたほうがベストですよ

父母ともに子供の親権を求めている

話し合う夫婦

日本の法律上、離婚すれば単独親権となります。そのため、離婚の際にはどちらが親権を得るのか協議しなければなりません。

(離婚又は認知の場合の親権者)
第八百十九条 父母が協議上の離婚をするときは、その協議で、その一方を親権者と定めなければならない。

引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

話し合いでスムーズに親権が決まれば問題ないのですが、夫婦の意見が対立してしまうと、離婚が難しくなります。話し合いがなかなかまとまらないと、どうすればいいのか悩みますよね。

Yahoo!知恵袋でも、子供の親権を巡って離婚ができない、との相談がありました。子供が決めるべきか?子供が父親を選んだら親権を譲るしかないのか?と問いかけています。

するとベストアンサーの方は、「夫婦2人で子供の面倒を見れば良いのでは?」と述べています。

どちらか一方が見るのではなく、離婚しても近い距離で住み 子どもが行き来できるようにしたらどうですか?お互いに、一方だけが背負うより 良いと思いませんか?

一部引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11214635946?__ysp=6Zui5amaIOOBl%2BOBn%2BOBhCDlrZDkvps%3D

親権はどちらか一方が得ることになりますが、それにより「夫婦で育てる」という義務が解消されるわけではありません。このベストアンサーの指摘のように、2人で子供の面倒が見られるように工夫することが大切です

離婚が子供に与える悪影響

離婚をすれば、子供に大きな悪影響を及ぼす可能性が高いです。では、具体的にはどのような悪影響が出るのでしょうか。以下では、論文を参照しつつ、離婚が子供に与える悪影響を具体的に3つご紹介します。

  1. 自己評価や自己肯定感が低くなる
  2. 子ども自身の人生に影響する
  3. 両親が不仲な様子を見せ続けるのもまた悪影響

自己評価や自己肯定感が低くなる

離婚届を書く母とそれを見つめる子供

離婚することで、子供の自己評価や自己肯定感が低くなる傾向があります。

益子行弘氏の論文「親の離婚が子供の心理に与える影響」によると、離婚して別居親と会えていない子供は、「自分は悪い人」「自分は不幸だ」「他人から嫌われやすい」と回答する割合が高い傾向にあります

その要因ははっきりと解明されていないようですが、同居親が別居親の誹謗中傷によって悪影響を与えているのではないか、と推察されています。

一方、離婚しても別居親と会っている子の場合、会えていない子よりも自己評価や自己肯定感が高い傾向にあります。つまり、離婚して別居親と会えないと、子供の自尊心に悪影響が及んでしまうのです。

子供の自尊心を守るためにも、なるべく離婚後も別居親と会わせることが大切ですね。

子ども自身の人生に影響する

棚瀬一代氏の論文「離婚の子どもに与える影響ー事例分析を通して」を見ると、離婚によって悪影響を受けた子供の事例が紹介されています。この事例から読み取れる具体的な悪影響は、以下のとおりです。

A男
・学校や家庭で問題行動を起こす
・やり場のない怒りと悲しみによる小動物虐待
・毎朝の頭痛や腹痛、吐き気、抑うつ気味
・対人恐怖感の高まりからの不登校、引きこもり、学校中退

B子
・極端な「良い子」を演じてしまい、言葉や行動が統制されすぎている
・表情が暗い、変化に乏しい
・他人に頼れないため一人で抱え込んでしまう

A男・B子は、離婚をきっかけとして心に相当な深い傷を負ったことが分かりますね。

論文内でも、離婚は子供の人生に大きな影響を及ぼすことが指摘されています

平均的に言えば、親の離婚はライフ・コースにまで影響をおよぼしていることが分かった。つまり、非離婚家庭で育った人たちと比べて、離婚家庭で育った人たちは、心理的ウエル・ビイイング、教育程度、職業上のステイタス、生活水準、そして結婚生活の満足度がより低く、離婚およびシングル・ペアレントになる危険性がより高く、行動および健康上のより大きな問題を抱えていた

引用:離婚の子どもに与える影響ー事例分析を通して

親が不仲な様子を見せ続けるのもまた悪影響

子供を抱える母とだらだらする夫

論文「離婚の子どもに与える影響ー事例分析を通して」にて、悪影響の事例として紹介されたA男は、別居前に両親の激しい葛藤を何度も目撃していたようです。その要因も重なり、離婚後に深刻な悪影響が出ているだろう、と論文内で指摘されています。

A男に最も深い傷を追わせたのは、別居前の夫婦間の激しい葛藤の記憶と、その後の父によるA男に対するあからさまな拒絶行為であったと思う。両親の関係を修復する上で全く無力な自分の存在、やり場のない怒りと悲しみ、当時のA男が小学校で異常児のように荒れ狂い問題行動を起こしたことも彼の置かれた状況への必死の適応反応であったと言えるだろう

引用:離婚の子どもに与える影響ー事例分析を通して

つまり、子供に両親の不仲な様を長期的に見せる行為によって、子供が適応反応をしようと問題行為に走ってしまうのです

夫婦といえど、元は別々の人間ですから、意見が衝突してしまうのは仕方がありません。しかし、それを子供の前でやるのはよくありません。子に悪影響を与えないためにも、喧嘩を見せない環境を作ることが重要ですね。

上記を踏まえ、子供にとっての最善な決断をする

このように、離婚がもたらす影響は子供にとって大きなものです。恐らく、大人が想像する以上に、子はさまざまな思いを抱え込むのかもしれません。

とはいえ、離婚が必ずしも子供に悪影響を与えるわけではありませんので、安心してください。

論文「離婚の子どもに与える影響ー事例分析を通して」では、離婚が子供にあたえる影響は主に3つあるとしています。

  1. 離婚によって好影響を受ける
  2. 離婚によって悪影響を受ける
  3. 離婚によってあまり影響を受けない

さきほどは悪影響を受けた事例を紹介しましたが、一方で、逆好条件が揃っていたために離婚の悪影響をあまり受けなかった事例(C男)も紹介されています。

C男は、離婚前まで登校渋りがあり、緘黙気味でした。しかし離婚後は、次第に学校内でも適応できるように変化したようです。つまり、離婚したことでC男に少なからず良い影響を与えました。その要因を、以下に挙げています。

  • 離婚時にきっちり離婚の説明をしている
  • 子供は離婚にそこまで抵抗がなかった
  • 別居直後から月に1~2回ほど、父親と継続的に会っている
  • 引取親である母方の祖父母の全面的なサポートがあった
    など

つまり、「離婚=悪影響」とは一概に言えません。C男のように、良い方向へ行くケースもあります。重要なのは、「子供に悪影響が出ないように配慮すること」ではないでしょうか。

論文内でも、以下のように述べられています。

子どもにとって離婚の影響は何かといった一般的な問いかけではなくて、どのような条件下で離婚は子どもにとって発達阻害的であるのか?あるいはその害が少ないのか?あるいは発達促進的であるのか?といった問いかけが必要となってくるであろう。

引用:離婚の子どもに与える影響ー事例分析を通して

こうした点を踏まえつつ、最善な選択をするようにしましょう。

離婚時に子供のために夫婦間で行うこと・話し合うべきこと

夫婦で離婚に合意できたなら、子供のためにも、夫婦間で以下の点についてしっかりと話し合いましょう。

  1. 子供に離婚について説明する
  2. 親権者をどちらにするのか
  3. 子供の姓をどうするのか
  4. 養育費の金額や方法について
  5. 面会交流の頻度や方法について

以下、それぞれについて詳しく解説します。

子供に離婚について説明する

子供と話し合う母親

離婚の際には、子供にきちんと「なぜ離婚するのか」を説明しましょう。

子供としても、両親となぜ離れ離れに暮らすのか、知りたいと思っています。そこをごまかすことなくきちんと説明できれば、子供との信頼関係も維持できるはずです。

論文『離婚した親と子どもの声を聴く』では、離婚の説明についての子どもの意見を実際に紹介しつつ、以下のように述べています。

離婚の説明についての意見は27例あり,その内容は「親は離婚の説明をきちんと子どもにすべきである」ということに集約できます。 説明を受けなかった人だけではなく,説明を受けた人であっても,十分に説明がなされていないと感じている人は少なくないようです。 具体的に見てみましょう。

離婚の理由はどうでもよい。親が子に対してどう責任をとってくれるのか伝えてほしい(離婚時6歳,現在48歳女)」

家族だから分かるはずという思い込みは捨てて,親がどんなことを考えていてどうしたいか,子どもが何を考えているのか話し合ってほしい(離婚時11歳,現在23歳女)」

子どもの生活に影響を及ぼさないように離婚する時期を考え,その事情を分かりやすく説明してほしい(離婚時15歳,現在17歳女)」

どうして離婚したいかをきちんと説明してほしい。離婚後の住む場所や環境がどのように変わるのかを説明して安心させること(離婚時19歳,現在21歳女)」

 親が十分説明してくれたと感じている人からは,次のような意見が出ています。

4歳の子にも離婚の理由を説明してくれた。子どもだからという理由で説明を避けられたこともない。暗く悩まずにすんでいる(離婚時4歳,現在21歳女)」

 子どもの立場からすれば,親は離婚するに当たって,子どもが理解できるような説明を求められており,「子どもが小さいから説明をしなくてもよい」という考えは、受け入れられないのです。

http://www1.odn.ne.jp/fpic/familio/familio035.html

このように、子供からは「しっかり状況説明してほしい」との意見が多くありますね。また、しっかりと説明すれば、子供は暗く悩まずに安心してくれます。

たとえ幼くとも、言葉があまり理解していなくとも、分かりやすく工夫しながら説明しましょう

なお、説明する際には、以下の点に注意してください。

  • 嘘やごまかしをしない。後で発覚すれば信頼関係を大きく崩してしまいます。
  • 相手の誹謗中傷をしない。悪口を吹き込むと子供の自尊心が傷つきます。
  • 離婚後の生活や環境の変化についても、しっかりと説明すること。子供としても、離婚後の生活の心構えができます。

親権者をどちらにするか

離婚時には、子どもの親権をどちらにするのか話し合う必要があります。

「父母ともに子供の親権を求めている」項でも解説したように、離婚すると単独親権となります。離婚届に父母どちらが親権者なのか、記入しなければなりません。

もしも話し合いで親権者が決まらない場合、離婚調停または離婚裁判となります。この場合、時間も費用も余分にかかってしまうので注意しましょう。

なお、親権者は基本的に母親となるケースが多いです。実際の司法統計データを見ても、離婚した家庭の約9割は母親となっています。これは、母親の方が子どもの世話に長けている・母親と一緒にいたいとする子どもが多い、などの理由が挙げられます。

子供の姓をどうするか

子供の戸籍は、たとえ離婚した後に母親が親権者となっても、夫の戸籍に入ったままです。つまり、母親が旧姓に戻って新たに戸籍を作成しても、子供とは別々の姓・戸籍となるのです

子供と同じ戸籍・姓にするためには、家庭裁判所に「子の氏の変更許可申立書」を提出しましょう。そこで許可が出れば、子供の姓は母親の姓となります。その後、住居のある市町村役場にて「母の氏を称する入籍届」を提出することで、母親の戸籍に子供が入ります。これで、姓も戸籍も同じになる、という流れですね。

「子の氏の変更許可申立書」には、子・父・母の戸籍謄本が必要です。そのため、「子の氏の変更許可申立書」を提出すると決まったら、夫の戸籍謄本も準備しておきましょう。

養育費について

離婚届とハンコ、結婚指輪

養育費は、離婚後の生活費を工面するためにとても重要です。しかし実情は、養育費を受けていないシングルマザーが多いです。統計を見ると、母子世帯のうち「養育費を受けていない」割合が半数以上いることがわかります。

その理由について、「相手と関わりたくない」が最も多く、次いで「相手に支払う能力がないと思った」「相手に支払う意思がないと思った」が多いです。

養育費の受け取りをすれば、相手との関わりが今後も続くことになります。嫌な相手からお金を受け取ることに、抵抗があるかもしれませんね。

しかし、父母で子供を養育する義務は離婚しても変わりません。離婚後の生活を守るためにも、離婚前に養育費について夫婦でしっかりと決めておくことを、強くおすすめします

養育費を取り決める際には、「養育費の金額」「支払期間」「支払い方法」の3点を話し合いましょう。

養育費の金額

子供を育てる上で必要となる経費(衣食住、教育費、医療費など)を請求できます。とくに金額の定めはないため、協議で合意が得られれば自由に設定可能です。最低でも、離婚前と生活レベルが下がらない金額にしましょう。

一般的には、家庭裁判所の算定表を元にして決定することが多いです

仮に子供が一人で、妻の収入を100万円とした場合、家庭裁判所の算定表によると、夫の給与収入ごとの養育費は以下のようになっています。

夫の年収養育費
400万円4〜6万円/月
500万円4〜6万円/月
600万円6〜8万円/月
700万円8〜10万円/月
800万円8〜10万円/月
子供が一人、妻の年収を100万円とした場合

子供の人数や妻の収入(給与か自営か)、夫の収入(給与か自営か)によって異なりますので、詳しくは裁判所のホームページをご確認ください。

支払期間

支払期間も、とくに縛りはありません。原則的には「子供が成人するまで」としています。

ただし、「子供が自立するまでにしよう」と抽象的に決めてしまうと、後に揉める原因となります。「20歳の誕生月まで」「大学卒業まで」「就職するまで」など、具体的に決めましょう。 

支払い方法

指定した口座に毎月振り込んでもらうのが原則です。

もしも夫の経済力に不安がある・未払いリスクがある場合、一定金額を先払いまたは年払いという方法もあります。相手の経済状況も考慮しながら、確実に受け取りができる方法を協議しましょう。

面会交流の頻度や方法

両親と離れ離れになった子供は、精神的にとても不安定になります。出来る限り、離れた親とも面会や交流する時間を与えて、子供を安心させましょう

面会交流について決める際には、以下の2点がポイントです。

  • 親が勝手に決めない
  • 子供が両親の家を自由に行き来できるようにする

親が勝手に決めない

月に○回だけ、○時間だけ、指定した場所だけで合わせよう

などと、親が勝手に面会を制限したり、指定したりしてはいけません。子供は「もっと会いたいのに」「自由に面会したいのに」といった不満を抱えてしまいます。

相手と交流する権利は、子供にもあります。子供が会いたいときに会わせ、好きな時間に、行きたい場所へ連れてあげてください。なるべく子どもの意思を尊重しましょう。

子供が両親の家を自由に行き来できるのがベター

おすすめの面会交流は、両親の家を自由に行き来する方法です。いつでも会いたい時に会える距離感であれば、子供も安心ですよね。「いつでも会えるんだ」という安心感も与えられます。

なるべく子供に寂しさを感じさせないように配慮しましょう。

シングルマザーで生活が不安な場合は手当の申請をしよう

豚の貯金箱と電卓

シングルマザーになった時、一番心配なのが経済面だと思います。

総務省統計局による統計を見ると、母子世帯の1世帯あたりの可処分所得は189,520円、平均消費支出金額は190,464円としています

多くのシングルマザー家庭は、家計がギリギリの状況だと推測されます。

こうした状況を踏まえ、国や各自治体では、母子家庭支援の手当支援制度を実施しています。経済面でどうしても不安があって離婚に踏み出せないようであれば、このような手当や制度の利用を検討してみましょう。

また、財産分与の金額を把握することでも、将来的な計画が立てやすくなるので、おすすめです。

  1. 児童扶養手当
  2. 各種自治体の手当
  3. 共有財産の半分を取得する

これらについて、以下で詳しく解説します。

児童扶養手当

児童扶養手当とは、国の制度の1つであり、ひとり親家庭に対して支給される手当です

手当額は、子供の数や親の所得額によって決定されます。ただし、所得が制限より超えたり、公的年金が扶養手当よりも高額だったりすると、一部支給または全額受給ができないので注意しましょう。

各自治体によって細かな金額や受給条件が異なるため、一度、住居のある役場にて詳細を確認しておくと安心です。

各種自治体の手当

自治体によっては、上記の児童扶養手当以外にも支給手当が受けられる場合があります。住居の自治体でこうした手当がないかを調べてみましょう。

自治体独自の手当の例
  • 児童育成手当(東京都)
  • ひとり親家庭手当(名古屋市)
    など

その他、各自治体によっては、以下のような母子家庭支援制度が利用できます。

ひとり親家庭医療費助成制度

ひとり親で20歳未満の子供を養育している場合、医療費が無料または一定額になる制度

母子家庭等教育訓練支援制度

就職するのに必要な資格や技能を習得する費用を一定額支給してくれる制度

母子家庭の住宅手当制度

ひとり親で20歳未満の子供を養育して住居を借りている場合、規定以上の家賃を払っている人に一定額が支給される制度


こうした制度を上手に活用すれば、離婚後の経済的不安が軽減するはずです。

夫婦の共有財産は半分もらえる権利がある

財産分与とは、婚姻期間中に夫婦で築き上げた財産を分け合うことです。

基本的には、財産を夫婦で半分ずつに分け合います。財産分与に該当する財産には以下のものがあります。

財産分与できる財産の例
  • 持ち家
  • 家財
  • 生命保険
    など

このうち、とくに高額となりやすいのが「車」や「持ち家」です。これらの価格を具体的に調べ、半分を得られるとどのくらいの金額になるのかを把握すれば、離婚後の生活について具体的に検討できますよね。

できれば、これらの金額を離婚前に調査しておきましょう!

持ち家の財産分与について詳しくは以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。

まとめ|子供にとって最善の決断は家庭によって違う

離婚は子供にとっても大きな出来事であり、大きな影響を与えます。それゆえ、離婚をすべきかどうか非常に悩むと思いますが、「子供のためにはどの選択がベストか?」と常に考えることを忘れないようにしてください。

そして離婚する際には、養育費や面会などについて、事前に夫婦で話し合っておきましょう。

今回ご紹介した中でもとくに重要なポイントは以下の3つです。

  • 離婚によって子に悪影響を与える可能性はあるが、いい影響を与える例もある。子に悪影響を与えないためには、子へのフォローが重要となる
  • シングルマザーを支援する手当や制度が利用できないか、調べてみよう
  • 離婚したいけどお金がない場合には、持ち家や車の値段を調べることで具体的な計画を立てられる場合がある

子連れで離婚を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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