今回インタビューに答えていただいたのは、お互いが自分のペースで生活できないことが苦痛であることが原因で離婚したという、離婚当時27際の男性です。
結婚により自分の時間が減ったり、相手に自分のペースを乱されることが嫌に感じる人は多いのではないでしょうか?
当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 結婚生活2年の末に離婚
- 年齢:27歳
- 職業:会社員
- 相手の年齢:25歳
- 相手の職業:看護師
- 子供:いない
元奥様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください
友人の開いた合コンのような飲みの席で偶然知り合いました。
彼女が私の話しを嬉しそうに聞いてくれたこと、飲みっぷり、食べっぷりが気持ち良いことから、飾らないながらも人間的良さがあると思いました。
簡単なことですが、そこに惹かれて付き合いました。
結婚まで行ったのは、いい年をして遊びで恋をするわけにも行かず、責任みたいなものが働いて彼女をもらうことになりました。
なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください
私はそれまで一人暮らしが長く、他人と共生することに向きませんでした。
寝て起きる、食事まで、ひとり暮らしながらにきっちり生活リズムを作っていました。
対して彼女は、その点が適当です。
私が家事や掃除に気を遣う神経質なところがあるのに、彼女はかなりズボラで食事は適当、衣服をはじめ自分のものは片付けずに散らかします。
寝起きも勝手な時間で、私が寝ている最中にもゴソゴソして私の眠りを妨げることがありました。
大した理由ではないかもしれませんが、それが一年も続くといらいらしてきました。
一人で映画や本を楽しむ趣味をずっと持っていたので、まわりに人がいてうるさいと落ち着かないということもあります。
彼女が家にいれば趣味に集中できませんし、段々彼女が家にいるだけでイラつくようになりました。
また、彼女も結婚生活に飽き、疲れていたようです。
同居していたアパートの更新が切れるのをきっかけに離婚しました。
離婚を告げた時、元奥様はどのような反応をしましたか?
互いに離婚をしても良い、という感じを出して生活していました。
だから、私が離婚を言い出しても彼女はとくに反論もしませんでした。
自分でも不思議ですが、こんなにもあっさりと合意してことが運ぶとは思いませんでした。
離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?
すぐにまとまりました。
とにかく互いにふたり暮らしに疲れ、また一人に戻りたいという願望がありました。
どちらもひとり暮らしが長いので、他者との共生にここまで不向きだとは離婚まで気づきませんでした。
弁護士などは通しません。慰謝料もなしに別れました。もちろんこれも同意です。
互いに仕事に出ていて、夫婦共有の口座もないので、お金のことは揉めませんでした。
離婚してよかったことを教えてください
私はまた一人でのびのびと生活できています。良かったことしかないです。
家に何時に帰るとか、ゴミ出し当番で揉めることもありません。
というか、彼女がいないとゴミが少なくて助かるし、部屋も汚れません。
一番良いことは、趣味に没頭できることです。
離婚して辛いと感じたことを教えてください
とくにないです。
強いて言えば、親族に結婚生活のことやなんで離婚したのかを、何度も聞かれるのがうるさいと思うくらいです。
離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?
正解です。
当時は彼女がいるという責任から、惰性のままに結婚しましたが、それがよくなかったです。
私達はとくに協力して生きるということはありませんでした。
むしろ、家事や掃除の面では向こうは私に寄りかかっていました。
自分ひとりの世話なら最低限出来ます。
二人も三人も世話をすると疲れてかないません。
なによりも正解なのは夫婦の付き合いがないことで、私の好きな自分一人の時間がつくれることです。
現在は再婚していますか?
再婚はしていません。また、希望もしていません。
離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします
人は、やはり自分の一番やりたいように、それも精神的に圧迫されることがない環境で生活しないと、いつしか心が腐っていってしまいます。
結婚は義務や責任でしなくてもいいと思います。
私はそこを間違っていました。
結婚手前の恋愛までを楽しむと割り切って女性と付き合ってもよかったのです。
結婚が自分の枷(かせ)にならないか、相手を疲れさせないか、そこをしっかり検討したほうがよいです。
私が特に思うのは、先に同棲を経験しておけばよかったということです。
そうすれば結婚しなかったと思います。
結婚前に同棲という過程を踏んだほうがよいです。
調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2019年9月20日
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