知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

ポリアモリーの旦那と価値観が合わず、2人の子供を連れ離婚

ポリアモリーの旦那と価値観が合わず、2人の子供を連れ離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、ポリアモリー(※)の旦那と離婚したという離婚当時30歳の女性です。
※複数のパートナーと同時に性愛関係を結ぶこと

「離婚して大正解だった」
「いま思えば、結婚当時から乗り気ではなかった」
と、当時の状況を振り返っています。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活5年の末に離婚
  • 年齢:30歳
  • 職業:接客業
  • 相手の年齢:34歳
  • 相手の職業:グラフィックデザイナー
  • 子供:長男4歳、次男0歳
目次

元旦那様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

元旦那とは広告代理店で勤務している時に同僚として出会いました。

彼の仕事面ではなくプライベートで見せてくれた優しい面や、幼馴染を事故で亡くし気弱になっていた私を支えてくれた所に惹かれました。
数ヶ月付き合いを続け、ある日妊娠が発覚しました。

当時は、結婚せずに一人で育てていこうと地元に戻るつもりでいたのですが、彼の説得で結婚することになりました。
今になってみれば、自分自身も結婚には積極ではなかった気がします。

なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

離婚した理由は、元旦那とは「価値観の相違」だと今でも思っています。

価値観自体は違うのは理解していたので私は問題なかったのですが、彼がこっそりと別の女性と会っているを知ったのがきっかけでした。
その相手と出会ってから家族は二の次で、常にその女性を優先させるようになりました。

しまいには、生活費も渡してもらえなくなりました。
私はスマホの履歴や、彼の足取りを調べ証拠集めに走り回りました。

それでも、心のどこかで子供の父親だと思い生活していたのですがある日「自分はポリアモリーだと気が付いた。今はとにかく彼女が一番大切で、家族のことはどうでもいい。離婚はしないが、それを受け入れて暮らしていこう。」と言われました。

それを私に伝えた彼の表情はとてもスッキリしたようでしたが、私はまるで崖から突き落とされたような思いでした。
それを聞いてからは、何が一番大事なのかを自問自答する日々を過ごしました。

しかし、ある日子供が「お母さん泣かないでいいよ。笑ってる顔が好きだよ。」と声をかけてくれたのです。
その言葉を聞いた瞬間、私が一番大事なのは子供たちだと気がつきました。

子供たちが笑顔でいるためには、私自身がメソメソしていられない。
そのためには、彼と離れなければいけないと決心しました。

しかし、論理的にねじ伏せてくる話し方をする彼と直接対決しても離婚が長引くかもしれないと思ったので、彼に「浮気」などの言葉は一切出さず、「私自身が実家で暮らしていく決断をした。慰謝料はいらない。」という事で離婚を説得しました。

離婚を告げた時、元旦那様はどのような反応をしましたか?

相手は最初は離婚したくないとゴネていました。

でも、一緒に暮らしていくつもりがない、生活費さえも渡してもらえないのなら結婚している意味がない。と伝えると「じゃあ、長男だけちょうだい。」と彼は言いました。

その言葉にも驚いたのですが、「次男は?」と聞くと「次男は別に好きじゃないからいらない。」という彼の言葉に衝撃を受けました。

そこで、感情的になっては話がまとまらないと思ったので彼の現状、生活スタイル、彼のお相手を考えても子供を育てられないことを説明し、親権と養育費を払ってもらう話を淡々と決め付けました。

思い返せば、最初の一言で私の心は凍りついてしまったような気がします。
最後には「了解〜じゃそういうことで。」と言って去って行きました。

離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

離婚協議はすぐに決まりました。
なぜなら、慰謝料も請求せず、養育費のみでその他の取り決めをほとんどしなかったからです。

時間がかかれば、かかるほど子供の学校の手続きもタイミングがずれてしまいます。
また、次男は今から言葉を覚え始めるぐらい小さかったので可能な限り早くに離婚したいと考えていました。

結局のところ、公正証書も自分で作成し友人の弁護士に確認してもらい提出しました。
裁判所沙汰になることはなく、離婚を彼に切り出してから一ヶ月ほどで離婚届の提出が完了しました。

「親権」や「養育費」についてはどのようになりましたか?

長男の親権のみを求めた彼に対して、感情的になるのではなく論理的に諭す事で「彼には子育てをする環境がない」という事を理解させました。

バックアップする実家の両親がいない、仕事は常に残業。
新しい彼女は夜遅くまで遊んでいる。

そんな家庭で子供を育てたいのか? 兄弟を切り離して育てたいのか? 彼自身がそうなったらどうする? と考えさせました。
彼自身が子供の頃に両親が離婚し、父親はたくさんの女性を実家で一緒に住まわせていたようで、その環境を思い出させることが鍵になった気がします。

離婚してよかったことを教えてください

今まで、買い物も自由にできない。学びたいことも学べない。挑戦したいこともできない。財布の紐を彼が握っていたので苦しみました。

私の収入は全て保育料に消えていたので、彼と離れたことで実家のサポートを得ながら、フルタイムで働き、資格を習得し、副業でも収入を得ています。

結婚していた時は、休日帰ってこない父親に寂しい思いをしていた子供たちも、今では思いっきり遊べるようになり本当に笑顔で過ごせることが増えてきました。

離婚して辛いと感じたことを教えてください

離婚して数年は、父親の記憶が残っている長男は辛い思いをしたと思います。
私自身も不安定になり、体調を崩したりしてしまいました。

長男は「お父さんはどこ?」と聞くこともあったのですが、今では「うちはお父さん一緒にいないけど、その分じじもばばも、お母さんも、次男くんもみーーーんな一緒だもんね!楽しいよね〜」と言っています。

次男は父親を知らないので「お父さんって?」と言う疑問が出てきますが、長男と笑いながら「うちのはね〜〜こうだからみんな仲がいいんだよ!」と話しています。

子供が受けるダメージが何よりも辛く、それによって自分自身もダメージを受けてしまいます。
一緒に強くなっていくしかないのだと思います。

「やっぱり自分のせいだ」と責めてしまい、人間不信に陥ることもありました。

離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

100%の力を持って言います!「大正解」でした!!

私は離婚しなければ、自分に制限をかけて何もできないままだったと思います。
「私には〜〜なんてできない。私には決められない。私のせい。」そうやって生きていくよりも、今のように「私の人生は私のもの!後悔ないように笑顔で生きていく!」と毎日を過ごせていなかったでしょう。

離婚という大きな決断をして、それでも前を向いて歩いてこれたということが大きな自信に繋がっています。

現在は再婚していますか?

現在は再婚していません。今後再婚するかどうかは、特に何も考えていません。
なぜなら、今の私にその必要性が無いからです。

結婚していた時よりも収入があり、子供も様々なことに挑戦し私も海外出張にいったりとチャレンジを続けています。
プライベートも友人や出会いにも恵まれ、楽しい日々です。

再婚したいという相手に出会えば考えると思います。
今の自分の中でのプライオリティーに恋愛や再婚がそこまで重要では無い事を理解しているので、今はこの暮らしを楽しみたいと思います。

もしかすると、子供たちが独立したら再婚するかもしれませんね。

離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

「離婚したいけど、不安しかない。」と思っている人はたくさんいると思います。そんな人は一度ゆっくり考えて欲しいです。

「あなたはどんな人生を送りたいんですか?」

その答えは人それぞれでしょう。
愛する人と添い遂げたいと思う人。
相手の為にどこまで尽くしたい、サポートしたい人。
専業主婦に徹したい人。
相手の収入だけが必要な人。
自身も常に成長して生きたい人。
自分らしく楽しみながら生きたい人。

では何年後かの将来の姿をイメージしてください。
そこに、子供はいますか? あなたはいますか? そして、今のパートナーはいますか? 自分の明るい未来像が想像できたあなたは大丈夫! そのイメージを大事にしましょう。

人間はイメージできるものに向かって達成するように無意識で行動を始めます。
最初は少し痛みを伴うかもしれませんが、痛みがあるタイミングこそあなたの人生の分岐点なのです。

その将来を明るくできるのはあなた自身しかいません!

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2019年10月16日

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多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

ポリアモリーの旦那と価値観が合わず、2人の子供を連れ離婚

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