知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

家事育児に協力しない旦那と、相談もなく退職されたことが原因で離婚

家事育児に協力しない旦那と、相談もなく退職されたことが原因で離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、元旦那様が家事育児に非協力的であることと、相談もなく退職したことが原因で離婚をしたという、離婚当時34歳の女性です。

子供のことでノイローゼ気味だった状態に加え、元旦那様のこともあり喧嘩の絶えない毎日だったそうです。
いまは離婚したことを後悔しているとのこと。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活7年8ヵ月の末に離婚
  • 年齢:34歳
  • 職業:保育士
  • 相手の年齢:34歳
  • 相手の職業:会社員
  • 子供:女の子6歳、女の子3歳
目次

元旦那様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

大学生の時に友人の紹介で知り合いました。

毎日のように複数の友人も交えて毎日一緒に遊んだり、レポートを書いたりして過ごしている内に、おもしろい人だなと思うようになりました。
一緒に居ると退屈しないひとで、誠実な人だと感じるようになったのでつきあうようになりました。

結婚したのはそれから8年ほどたってお互いに就職して落ち着いてきたため、そろそろ結婚しても良いのではないかという雰囲気になりました。
とくにはっきりしたプロポーズなどがあったわけでもなく、自然な流れでお互いの両親に挨拶に行き、結婚となりました。

なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

結婚して数年は元夫の仕事が忙しく、ほとんど休みもなく、朝早くから深夜まで仕事でほとんど帰ってこない日々でした。

そのため、子どもが生まれても家事はもちろん、育児にほとんど関わってもらえず一人で孤独に育児をしていました。
しかも、上の子に障害があることがわかり、私が仕事を辞めることになったため余計に孤独な日々でした。

子どもの障害のことについても私は一人で勉強して、色々なやり方を試してみてもなかなかうまくいかずに毎日がつらくてたまりませんでした。

特につらかったのは子ども達が3歳くらいまでで、子ども達が二人とも夜に寝ない子ども達で、寝かせても寝かせてもすぐに泣いて起きてくるので私がノイローゼ状態になり、毎晩子どもと一緒に叫んだり泣いたりしていました。

そんなときも遅く帰ってきた元夫は帰ってくると夕食を待ちながらゲームをしていたり、「あー眠い」などといいながら深夜まで趣味に没頭していたりでよく喧嘩になりました。

私だって寝不足なのに、趣味のことばっかりで少しも手伝ってくれないと文句を言うと、元夫にはいつも、「どうせ自分がやっても子ども達は泣くばかりで寝かせることはできないんだからしょうがない」と言われました。

そんな喧嘩が繰り返されてから夫婦の間に溝が出来、職場への不満がつのった元夫が相談もなくある日突然仕事を辞めてしまったことが決め手となって離婚に至りました。

離婚を告げられた時、どのような反応をしましたか?

離婚を告げられたのは形的には私です。

毎日の様に育児のことや就職のことで言い争いをしていたのですが、その言い争いの末にそんなにいうならもういっそのこと離婚してお互い自分の人生をいった方が良いと思う、と言われました。

どうせ自分のことはもう理解してもらえないから、とも言われました。
一瞬ぼうぜんとしましたがそれから数日家庭内別居状態で考えた末、子ども達のためにもその方が良いような気がして、離婚に同意しました。

離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

離婚することと、親権自体は比較的スムーズにお互い同意したのですが、慰謝料と養育費に関してはかなりもめました。

元夫は今回の離婚はどちらが悪いのでもないから養育費は払うけれど慰謝料は払えないと言い、夫婦二人では決着がつかなかったため、お互いの両親まで呼んで話し合いをすることになりました。

その席でもお互いの両親が自分の子どもをかばいあい、険悪な空気のなか悪口を言い合ってかなりもめました。

「親権」や「養育費」についてはどのようになりましたか?

親権については、元夫がそれまで仕事が忙しすぎてほとんど子ども達と関われずにいたことや、長女に障害があって元夫では育てきれないと考えたようで問題なく母である私がとりました。

養育費は、その時点で無職で貯金もそれほどもっていなかった元夫の経済力なども考慮する形で月額3万円ずつを子ども達がそれぞれ20歳になるまでもらうことに決まりました。

また、元夫の再就職が決まったり、子ども達の進学、または病気や怪我など万が一の場合などで必要な場合には、またその時に改めて話し合いを行うことにもなりましたが、全て口約束で書面などには記していないので先々大丈夫なのか内心不安に思っています。

離婚してよかったことを教えてください

毎日元夫の顔を見て今日も手伝ってくれない、子どもへの理解がないとイライラすることがなくなりました。

また、朝早くや深夜に帰宅する元夫の食事を準備する必要が無くなったので楽になりました。
元夫が家中のあちらこちらにおいていた趣味のもの(フィギュアやプラモデルなど)がなくなったため、子どもがのびのびと遊べるようになりました。

今まではそれらを壊したり倒したりしないように、びくびくしながら遊んでいたのです。
元夫と毎晩のようにしていた喧嘩をすることがなくなったためストレスが減り、自分のための時間がとれるようになりました。

離婚して辛いと感じたことを教えてください

外出したり子どもの行事などで父親と母親がそろって来ているご家庭を見ると、自分の子どもは父親がいないことで寂しく感じるのではないかと思い、申し訳ないと感じます。

また、育児のこと、しつけのこと、子どもの進学のことなど何事においても相談できる相手が身近にいないことや、親という同じ立場で考えてくれる人が居ないことは孤独で辛いと感じます。

経済的な面においても、もし元夫が再就職できて夫婦二人で働いていたら子どもにもっといろいろ買ってやったり、したいことをさせてやれるかなと考えると辛いです。

離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

今になって思えば、あの頃はお互いに余裕がなくなっていただけで、二人であの時期を乗り越えることができたらもっと良い家庭を築くことができたのではないかと思います。

元夫だけが悪いわけではなく、彼も彼なりに一生懸命仕事をしてくれていたし、仕事を辞めたのもほんとうに疲れ切ってしまったのだろうと思うと、自分のことや育児のことでいっぱいになってしまっていて、元夫のことをほとんど気遣ってあげられなかったこと、結果として離婚になってしまったことを後悔しています。

現在は再婚していますか?

再婚はしていません。

前回の失敗からすぐに自分のことでいっぱいになってしまう私は結婚には向いていないのではないかという気がするし、今の環境では出会いもなく、仕事と子育てに追われていて出会いを求めて出かけることもできないので、再婚のチャンスもないからです。

また、万が一チャンスがあったとしても、障害がある長女のことを理解してくれて我が子として大切にしてくれる人など居ないと思うので、子どものことを考えるとこの先再婚はしたくないです。

離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

離婚することは、結婚することよりもずっと大変なことです。

なので、離婚する前にもう一度だけ、相手の立場に立ってみて、相手のことを理解しようという努力をしてみてからでも遅くは無いと思います。
また、離婚を考える状況になったことや離婚に至ったことで自分を責めないようにしてほしいです。

離婚後の楽しいことに目を向けてポジティブに生きて欲しいと思います。

せっかく苦労して離婚するのであれば、自分のための時間が増えることや夫にふりまわされずに済むようになることなど、離婚することで得られるメリットを最大限味わって欲しいと思います。

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2019年10月16日

[cc id=258]

多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

家事育児に協力しない旦那と、相談もなく退職されたことが原因で離婚

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次