知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

言いたいことを言い合えない夫婦関係が辛くなり離婚

言いたいことを言い合えない夫婦関係が辛くなり離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、言いたいことを言い合えない夫婦関係が辛くなって離婚をしたという、離婚当時43歳の女性です。

元旦那様には拒否され引き止められたそうですが、意志は固かったそうです。
当時の状況を詳しく振り返っていただきました。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活13年の末に離婚
  • 年齢:43歳
  • 職業:介護支援専門員
  • 相手の年齢:43歳
  • 相手の職業:介護支援専門員
  • 子供:いない
目次

元旦那様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

友達にバーベキューに誘われ参加した際に紹介され、話がはずみその場で連絡先を交換しました。

初めて2人で食事をした時に告白され付き合いました。
とても優しい人で、付き合い始めから結婚を考えて欲しいと言われていて、結婚するなら私しかいないと言われました。

付き合っている時に私が病気で手術をすることになり、彼に付き添ってもらいました。
麻酔から目が覚めて、一番に彼が目に入り、頑張ったねと言われてとても嬉しく、この人と結婚したいと思いました。

なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

結婚をする際に、元夫の義父が胃がんの末期で余命1年と宣告をされていました。

まだ元気で生活はできていましたが、認知症があり施設に入居していました。
残り僅かな命を、施設で生活させるのはかわいそうだと、義母の意向もあり自宅で介護することになり、私は同居することになりました。

義母も義父もとても良い人でしたし、結婚しても仕事をしていく予定だったので、同居に抵抗はありませんでした。
義父は認知症や病気で体力もだんだん落ちていき、同居当初はさほど大変さはありませんでしたが、亡くなる寸前は病院への通院や、夜中に具合が悪くなり救急搬送されたりと、大変なこともありました。

義父を見送ってからは、義母の心のケア等はありましたが、家族仲良く生活をしていました。
私に婦人科系の病気があり、2,3年ごとに手術をしていました。

それもあり子供がなかなかできず、排卵日を調べたりして自分たちなりに努力をし、不妊治療にもトライしようかと思いましたが、結局できずに病気が悪化して、子宮と卵巣を全摘しました。

子供が欲しかったので、その都度、元主人に話をしましたが、話をするとお前のやりたいようにしていい。
子供がいなければいないなりに、2人で生活していけばいいと、いつも言いました。

元主人は子供があまりほしくないんだと思っていました。
これと言った離婚の理由はなかったんですが、私たち夫婦は、普段の言いたいことは言っていましたが、肝心な大事なことに関しては言えない夫婦だったと思います。

最後に手術した病床で、ふと主人の元には帰れない、自分にこれ以上辛い思いをさせたくないと思い、退院後に実家に帰り、そのまま離婚になりました。
思うと深く考えてたら離婚できなかったと思います。

離婚を告げた時、元旦那様はどのような反応をしましたか?

入院中にラインで離婚を考えていると送りました。
主人は、私が子供を産めない体になったから、私が離婚を言い出したと思ったようです。

それなら絶対に離婚をしないと返事が来ました。
でも、私の離婚理由は別で、お互いに言いたいことを言ってこなかった。
無理して言いたいことを抑えてきて、もう無理ができなくなったと送りました。

主人は納得せず、会って話し合いをしました。
会って私の気持ちは離婚しかないことを告げました。

自分の気持ちをはっきり伝えたのは、それが初めてだったと思います。
私が何を言っても変わらないのが分かったようで、でも納得できないので考えたいと言われました。

離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

主人と話し合いをして、納得できないから考えさせてほしいと言われ、その場はそれで終わりました。

それと並行して私は引っ越しの準備をしていました。
部屋を決めて契約しました。

離婚を伝えてから一か月経たないくらいで部屋を決めて、元主人に伝えたところ別居は得許してくれました。
財産については、貯金を折半で、他の物はいらないから、早く離婚に応じてほしいと伝えました。

そして引っ越しをして、その際に住民票を移動したりと手続きに手間がかかる。離婚届を早く出してくれないと困ると催促すると応じてくれました。

トータルで2か月で離婚が成立しました。

離婚してよかったことを教えてください

一番は精神的に自由になったことです。

元主人の顔色や気を使って生活をしていたので、それから解放されました。
自分で生活していく責任もありますけど、すっきりして自分の生きたいように生きられると思ったら解放感でいっぱいでした。

周りからも、いきいきしていると言われ、顔が明るくなったと言われました。
いろいろなことを我慢して無理していたのが良く分かりました。

両親は離婚してほしくない気持ちと、結婚している時は、私が愚痴や不満を一切言わなかったことをずっと心配していたようで、離婚して安心した気持ちと複雑だったようですが、スッキリした私の姿を見て安心していました。

離婚して辛いと感じたことを教えてください

離婚して、一人暮らしをして2年が経ち、最近は少し寂しさを感じることもあります。

最近大きな台風が来たときは、もし被災したら、一人でどうにかできるだろうか、結婚していれば相手もいて心強いだろうなと、すごく不安を感じました。
自由になった分、全部自分で決めないといけないし、生活のために働かないといけない。

仕事が続かないで、転々としてしまいました。
相手がいれば、しばらくの間働かなくてもいい、2人で協力して生活していける。

老後のことも考えると一人で親の面倒も見ていかないといけないという、将来の不安があります。
それが一番つらいです。

離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

正解だと思っています。

両親のことや自分のことも、将来のことは不安も大きいですが、あのまま自分の言いたいことを飲み込んでストレスを抱えて生活をしていたら、もっと大きな病気になっていたような気がします。

結婚中に吐血と下血をして救急搬送をされたことがありました。
医師からは仕事が大変なんですか、ストレスですねと言われ、それほど仕事は嫌いではないし、何でだろうと考えていましたが、自分では感じない家庭での不満や不安を抱えていたからだろうと、今になって思います。

自分のやりたいこと、好きなことをすべて元主人に合わせていました。
自分が無かったように思います。

一人で生活していくことは大変です。
でも、何でも自分で決めて、自分の責任で生活をしている今が幸せだと思えます。

現在は再婚していますか?

再婚は希望します。

大好きな人と一緒になって、この先の人生を一緒に歩んでいける人は見つけたいです。
好きな人との結婚は幸せだし、楽しいことも嬉しいことも分け合える相手がいるってことは、とても幸せだと思います。

逆に喧嘩や価値観が合わないと衝突することもあると思うけど、それも含めて、誰かと一緒にいられることは幸せなことだと思います。
結婚生活を楽しく幸せに過ごしていくためにも、自分の足で立って自立する。

一人でも毎日楽しく過ごしていれば、必ず大切なひとが現れると思うので、毎日を精一杯楽しんで過ごしたいです。

離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

離婚は相当な覚悟をしないとできないと思います。
子供がいる人だと余計にそうだと思います。

私はまだ自分のことだけだったのも幸いしているかと思います。
経済力や片親だけにしてしまうことの子供への影響などを考えると躊躇してしまうと思います。

ただ、自分が幸せじゃないと子供も幸せになれないのではと思います。
無理して生活をしていれば、どこかで無理が効かなくなる。

我慢して我慢して、とことんまで我慢すると爆発してしまい修正が効かなくなる。
自分が病んでしまい、自分を大切にすることが出来なくなってしまいます。

道はいくつでもある。
また素敵な人と再婚、離婚しても同じ人と再婚する人もいる。

簡単には考えられないことかもしれないけど、自分のリセットして、自分に大切なことを考える、あまり重く考えずに、自分がどうしたいか自分と向き合って、素直になることが、自分も相手も、周りの家族も結果的には幸せになることだと思います。

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2019年10月17日

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多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

言いたいことを言い合えない夫婦関係が辛くなり離婚

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