知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

生活費を入れないモラハラ夫に耐えられなくなり離婚

モラハラ夫に耐えられなくなり離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、モラハラな元旦那様に耐えられなくなり離婚をしたという、離婚当時40歳の女性です。

普段から格下扱いするような発言や態度をしたり、生活費も家に入れるのを嫌がっていたそうです。
普段の状況を詳しく振り返っていただきました。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活6年の末に離婚
  • 年齢:40歳
  • 職業:会社員
  • 相手の年齢:40歳
  • 相手の職業:団体職員
  • 子供:いない
目次

元旦那様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

もともとは中学校の同級生で、同じクラスであり同じ部活動をしていました。

当時はまったく話さなかったのですが、大人になってSNS上で再会し、それをきっかけに実際に再会しました。
お互いに同じ趣味を持っており、当時わたしがやっていた団体で臨時に手伝ってくれる人を探していたため声をかけたら、了承され、しばらくその活動で会うことに。

その活動が終わるときに関係がこれで終わるのは残念だと思い付き合い始めました。
同じ趣味を持っておりそれに対する理解があったことと優しかったことに惹かれ、年齢的に妊娠・出産に焦りもあったので結婚することにしました。

なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

最初はとても優しく、誰もが「彼は優しい」「彼はいい人」と評価するような人だったのですが、結婚したら態度が変わり、わたしを格下扱いするようになりました。

粗末に扱われ、こちらが体調が悪くても疲れていても心配などしてもらえず、自分に対してにこやかに接しないことを怒られ、無視・暴言・八つ当たりを日常的に受けていました。
無視は1週間続くこともめずらしくなかったです。

また、無視するくせに大きな足音を立てて歩いたり大きな音を立てて戸を閉めたり「怒っているアピール」をしてきて、まるで幼児のようでした。
姑が非常に甘く常に彼のご機嫌とりをしていたので、彼にとってはそれが当たり前で、自分で自分の機嫌をなおすことができず「なんでぼくの機嫌をとろうとしないんだ」と怒られました。

結婚前は実家に住んでいながら生活費を入れたことがなかったらしく、結婚してわたしにお金を渡すのを嫌がりました。
そんな環境で育っていたので、ちょっとでも気に入らないことがあるとすぐに実家に帰るようになりました。

実家では自分が悪くても注意されることはないし、家事やらなくていいし、お金を入れなくていいし、親がちやほやしてくれる環境なので。
それで、彼のモラハラ・DV(精神的・性的)に耐えられなくなり離婚しました。

離婚を告げられた時、どのような反応をしましたか?

向こうは、結婚してすぐに「離婚したい」と言い出しました。

彼はただ、姑のように自分を無条件に甘やかしてくれる相手がほしかっただけのようでした。
中高生の恋愛なら「合わないから別れる」というのもあるかもしれませんが、結婚はそんな簡単なものではないだろうと、どうしたら改善できるのか考え、試行錯誤して、すぐには離婚に応じず何年も努力しました。

しかし、彼は自分を正そうとするわたしのことを嫌って、自分を甘やかしてくれる姑にべったりだったので、関係を修復することができませんでした。

離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

わたしが離婚する気になるまでは何年もの時間がかかりましたが、決心してからは、彼にとっては何年も待ち望んでいたことだったのですぐにまとまりました。

わたしとしては、モラハラ・DVの慰謝料を少しでももらいたかったのですが、彼は自分にとって都合の悪いことは忘れる人でした。

自分に都合良く記憶が改ざんされてしまう人だったため「ひどいことを言って辛い思いをさせるような、そんな悪いぼくは存在しない」と思っており、逆に「ぼくは被害者で、こっちが慰謝料取りたいくらいだ」と主張して譲らないため、それ以上話すのが面倒になりお互い慰謝料なしにしました。

離婚してよかったことを教えてください

普通、誰かと話していたら「これを言ったら相手に失礼だから言わないほうがいいだろう」というようなボーダーラインがありますが、彼はいつ何がきっかけで怒りだすのかまったくわからなかったので(お互い笑いながら話していたのに突然「ぼくの何が気に入らないんだ」と怒り始めることがあったりした)、常に緊張感がありました。

また、疲れていても体調が悪くても笑顔で接待しないと怒られたので、もう無視・暴言・八つ当たりにおびえなくてよくなり気が楽になりました。

離婚して辛いと感じたことを教えてください

子供がほしくて、妊娠・出産・育児に対する願望が昔からありました。

交際時すでに30代だったこともあり、相手は「今が楽しければいい」というような恋愛で済ませるつもりだったのを説得して結婚しました。
結婚前に子供について確認したら「いつか持てたら」と言ったので安心して結婚したのに結婚したら「子供はいらない」と翻され、ラストチャンスともいえる30代中盤~を無駄にしてしまいました。

知り合いや芸能人の妊娠・出産を知るたびに辛い思いでいっぱいです。

離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

「この人は自分を何様だと思っているんだろう、わたしを自分にとっての何だと思っているんだろう」
「なんで日本人相手に日本語で話しているのにこんなに通じないんだろう」
と自分を粗末に扱われるたびに辛い思いをしてきたので、そういう気持ちにならずに済むようになったのは離婚して正解だったと思います。

しかし、子供はほしかったので、それが叶わなかったことに関しては離婚が正解だったのか何とも言えません。
離婚前に妊娠できたら良かったのにと思っています。

現在は再婚していますか?

現在は独身ですが、再婚はしたいと思っています。

恋愛願望はありませんが、再婚願望はあります。
理由は、やはり子供がほしいというのが最大です。

年齢もあるのでもし子供が望めなかったとしても、これからどんどん親が年を取っていき自分も弱っていくので、体力面でも精神面でも支えとなってくれるパートナーがほしいからです。

しかし、前の相手が誰もが「いい人」と言うような人だったのに結婚後に豹変したので、いいと思える人に出会ってもまた同じことになるのではないかという不安もあります。

離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

もし今「頭では『離婚したほうがいいんだろうな』と思っているけど、まだ心からはそう思えない」というような状態なら、離婚したら後悔するかもしれません。

とことんまで考えて、とことんまでやってみて、離婚するしかないと納得してから動くことをおすすめします(ただ、暴力などご自分に危険がある状態なら一刻も早いほうがいいですが)。

精神的なストレスは、遥かに軽減します。
モラハラとはまともに話し合うことができず、こちらが諦めるしかありません。

見えないところでは言いたい放題やりたい放題のくせに、自分が被害者こちらが悪者と周囲に触れ回り、理不尽で悔しいですがモラハラ人にそれを理解させるのは無理です。

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2019年10月17日

多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

モラハラ夫に耐えられなくなり離婚

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