知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

何となくで結婚してしまい、仕事も忙しくすれ違い、元嫁に不満はないが離婚

何となくで結婚してしまい、仕事も忙しくすれ違い、元嫁に不満はないが離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、何となくで結婚してしまい、仕事も忙しくすれ違い、元奥様に不満はないが離婚をしたという、離婚当時28歳の男性です。

仕事で転勤になる際に当時付き合っていた元奥様の「仕事をやめてついていく」という言葉で結婚を決めたものの。
結婚後に、「なぜこの人と結婚したのだろう」という気持ちを抱くようになり離婚を告げたそうです。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活3年6ヵ月の末に離婚
  • 年齢:28歳
  • 職業:会社員
  • 相手の年齢:32歳
  • 相手の職業:パート
  • 子供:いない
目次

合コンで知り合い、遠距離になることをきっかけに結婚

–元奥様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

出会いは、合コンでした。
取引先のお相手から合コンしたいメンバーがいるとのお話がありセッティングしていただき参加しました。

当初は特に興味も無かったのですが、その後何回か参加したメンバーで遊んでいるうちに、彼女の素直さや笑顔に惹かれていったことを覚えています。
交際期間はわずか1年でした。

1年のうちに、私が転勤になってしまい彼女と離れ離れになるタイミングでしたが彼女も仕事をやめて一緒に住みたいと言ってくれたため、結婚をすることを決意しました。

なんとなく結婚してしまったことが離婚の最大の原因

–なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

結婚の決め手が、彼女の仕事を辞めるという決断でした。

当時、私も若く彼女も30歳手前と焦っていたと思います。
何となく両親への挨拶を済ませ、彼女も仕事を辞めてしまっていたため、結婚して責任を取らなければいけないという思いに駆られたのです。

いわゆる「何となく」結婚してしまったことが私の過ちでした。
それでも、彼女はすごく献身的で家事は全てこなし、生活費も多くは無かったものの、何とかやりくりをしてくれて非常に助かっていました。

あまり贅沢もさせてあげられない生活であり、仕事も忙しかった私は彼女が寝た後に家に帰ることも度々ありました。
いつしか、なぜこの人と結婚生活を送っているのだろうという思いに駆られ、そこからは自問自答の日々でした。

家での会話も減ってはいましたが、彼女はそれでも私のことを思い行動してくれていました。
そのような彼女を見ていると、より「何となく」結婚してしまった自分に自己嫌悪を抱くようになり、家にいることすら苦しくなってしまっていたのです。

彼女の思いが「重く」感じるようになっていたのです。
このまま結婚生活を続けていても、きっと彼女を幸せにすることは出来ないし、彼女の思いに応えることが出来ないのであれば、こんなに素晴らしい方を縛り付けていては、お互いの為にならないと思い結婚生活に終止符を打とうと決断したのです。

–離婚を告げた時、元奥様はどのような反応をしましたか?

私が離婚を告げたのは、彼女が当時通っていたパートから帰ってきた時でした。

二人でいつものようにご飯を食べて、テレビを見ていたのですが、テレビを消して彼女に「離婚をしよう」とストレートにお伝えしました。
最初はとても戸惑っていました。

そして彼女は「あなたがそう思うのであれば私は受け入れるよ」とすぐに返してくれました。
理由を告げた時も「そんなに苦しめていたことに気付いていなかった自分に腹が立つし悔しい」と、あくまで私への気遣いを捨てなかったのです。

それでもすんなりと受け入れてくれた彼女もどこかで思う部分はあったのではないかと、今では思います。

離婚の協議はすんなり終わった

–離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

協議はすんなりとまとまりました。

離婚を告げた時(2020年4月28日)に、すぐにそうしようと言ってくださったので、そこからは離婚にむけてどうしていくかを話す時間にすぐ移りました。
当時はコロナ禍のなかであったため、いつ引越しをしようかなどの話が中心でした。

実際に離婚届を提出するまでに2週間と短い期間で決着がつきました。
慰謝料は発生しませんでしたが、コロナ禍で彼女の仕事がすぐに見つかるか不透明であったため当面の生活費は仕送りするという約束をしました。

その他に私の気持ちとして二人で貯金していた口座もそのまま持っていってもらいました。
彼女もすぐに仕事が見つかったので、実質仕送りは無しでした。

元妻に対する申し訳なさはあるが、離婚してよかった

–離婚してよかったことを教えてください

一人の時間が増えたことで、新たなことへのチャレンジが出来るようになったことです。

今は仕事に活かせるようなスキルを身に付けるべく、様々な勉強をしています。
その他に、「家族」がいないので自分一人のために生きることで相手への気遣いなどのストレスが格段に減りました。

金銭的にも精神的にも重圧を感じていたので気持ちが楽になりました。
また、新たな趣味を見つけるべく、色々なところに外出をしたり自分の人生を楽しめるようなことに時間を費やせるようになりました。

–離婚して辛いと感じたことを教えてください

「自責の念」の一つに付きます。

彼女を送り出す時に、彼女は最後に「大変お世話になりました」と頭を下げて家を出ていったのですが、その姿が今でも脳裏に焼きついて離れません。
お世話になったのはこちらの方が多く、彼女にそのようなことを言わせたことや、彼女を傷つけてしまったことなど、それらが頭から離れないのです。

また、短い結婚生活ではありましたが、実質365日常に一緒に過ごしていたため、家に帰ると静かな空間が広がっているのは少々寂しさを感じます。

–離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

正解だと感じています。

独りよがりかとは思いますが、彼女を愛せなかったのは間違いでは無かったと言い切れますし、バツをつけてしまったことは非常に申し訳ない部分も多いですが、彼女にも新たなスタートをしてもらいたいと思っています。
精神的な面のストレスが格段に減ったことが、今の自分にとってはとても大きいのです。

家にいても会話もない、一緒に寝ていても手すら触れない、そのような結婚生活であったため、相当に彼女にもストレスをかけていただろうと感じています。
そのようなことが無くなったのでよかったと思っています。

次はじっくりと考えた上で再婚したい

–現在は再婚していますか?

現在は再婚はしていませんが、良いお相手がいれば再婚したいと考えています。

もちろんお相手あってのことですので、一人では決められないことではありますが、離婚した事実がある自分を理解してくれて、お互いにしっかりと考えあったうえでライフプランを作れるような方を見つけたいと思っています。

何よりも、自分自身が「何となく」で結婚してしまわないよう、じっくりと考えたうえで結婚したいと思えるお相手がベストだと思っています。

まずはコミュニケーションを取ることから

–離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

現代では、離婚する割合は3割と言われている時代です。
離婚してから気付いたのですが、意外と周りにも離婚している人は多いものです。

決して恥ずべきものではなく、新たな人生のスタートだと考えています。
悩みは家庭それぞれだと思います。

周りがとやかく言うことでもないと思っています。
そして離婚が正解か不正解かはわかりません。

まずは、お相手の方に思いを告げることスタートだと思います。
もしかするとお二人で解決出来ることで離婚という選択にならない可能性もありますよね。

私は思いを告げた時、告げた時点ですごく心が軽くなりました。
そして小さいことで悩んでいたなと感じた部分もあります。

まずは思いを告げて自分の心を軽くしてみてください。
そしてしっかりと話し合って、離婚すべきなのか、結婚生活を続けるべきなのか冷静に話し合ってみてください。

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2020年10月16日

多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

何となくで結婚してしまい、仕事も忙しくすれ違い、元嫁に不満はないが離婚

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