知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

嫁がお金にだらしがなく、家のお金を勝手に私物化することが原因で離婚

嫁がお金にだらしがなく、家のお金を勝手に私物化することが原因で離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、元奥様が家のお金を勝手に私物化することが原因で離婚したという、離婚当時44歳の男性です。

十分な収入があったにもかかわらず、頻繁に「お金がない」ことを告げてきて不審に思い問いただしたところ、逆ギレされたとのこと。
複数回にわたる裁判所での離婚調停を経て、離婚することができたそうです。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活3年6ヵ月の末に離婚
  • 年齢:44歳
  • 職業:診療放射線技師
  • 相手の年齢:45歳
  • 相手の職業:葬祭会社のパート
  • 子供:女の子(15歳)
目次

ネットの書き込みで知り合い運命を感じて結婚

–元奥様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

とあるネットサイトで私の書き込みに返信してきたのが元妻でした。
そこから、メールで会話するようになり、価値観が同じかな?と感じた点。相手がいけない方向に進んでいたときにアドバイスしたりなど、顔を見ないメールでの交流が新鮮に感じられ、いつしか「この会話、関係がなくなったら毎日がさみしくなる」という虚無感に襲われ、自分が押す形になっていました。

相手が意地悪な根性があるのは、メールを通じても、会うようになってからも度々あったのですが、自分が運命的と決めつけていたことで結婚まで爆進してしまいました。

管理を任せていたお金を自分の口座に移していたことが離婚の原因

–なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

元妻は独身時代に、カード破産をしたこともあるほど、金銭感覚がおかしくなるタイプでした。
発言、思考もたびたび幼稚な部分が見受けられ、後から思えば、「成長障害」的な点がありました。

そのくせ、お金には汚く、結婚当初から「お金の管理は私に任せてほしい。うちの実家も母親が管理していて上手くいっているから」と私の預金口座のカード、通帳を預けるように言われました。
子供が生まれ、最初の一年は順調に貯金もされていたので信頼しきっていました。

元妻の実家近くに家を建て、8年後に私の仕事における収入が激減した際、「残高が30万円を切った」と言われます。
それまでの貯蓄があるはずなのに、おかしい?と感じたのですが、そんなに少なくなったのに子供に携帯電話を買ってやるなど、常識的金銭感覚でないことを叱り、1度目は許しました。

しかし、その3年後にまた、30万円を割りました。
この時は仕事の収入も多く、どう計算しても、そんな残高にならないため、「自分の口座に移したか抜き取ったか?」ということを聞いたところ、「返せばいいんだろ!」とキレられました。

多額のお金を盗んだことを認めた挙句、実家にしばらく引きこもっていたため、私の方から離婚を考えるよう打診しました。
すると、元妻と元妻の母親が以前から、私の母、親戚に離婚をほのめかす発言をしていたことが分かり、計画的犯罪だということが判明しました。

–離婚を告げた時、元奥様はどのような反応をしましたか?

元妻と、元妻の家族はじわりじわりと金銭的なことで離婚に踏み切らせようと計画していました。
それに知らず、私の方から告げて「上手くいった」と言われました。

しかし、つい、ポロッと私の母、親戚に漏らしていたことがバレてしまい、裁判になったら徹底的に不利になりますので、しばらく作戦会議的に元妻は実家に帰りました。
しばらくして、帰ってきて「この次は絶対、決めてやるからな」と言われました。

お金を盗んで返すこともせず、逃げようとする犯罪者の顔をしていました。

弁護士どうしの協議になり長引いた

–離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

2016年4月に実家から帰ってきて、そのままダラダラと過ごしましたが、お金の管理は私がするようになりました。
お金を引き抜くことができなくなったため、いつも文句を言っていた元妻はしびれを切らして、2017年の年末に弁護士に相談して、弁護士に離婚を決めさせるべく、2018年の元旦付けに私宛に弁護士からの文書を送りつけてきました。

私にも弁護士の知り合いがいたため、相談し、受けて立ってやりました。
2018年5月に第一回目の離婚調停が裁判所ではじまり、計6回、11月に決まりました。

慰謝料は無しです。

–「親権」や「養育費」についてはどのようになりましたか?

親権は元妻になりました。
子供を連れて出て行ったのですが、子供を騙して出て行ったというのが正解です。

離婚後に子供から、「私は騙された」と言われましたので。
養育費は裁判所で離婚調停の際に決めました。6回目の調停で決まりました。

お互いに疲弊していて、これで決まらなければ裁判か?という様相も呈していました。
相手の弁護士が、元妻の親に言われたのか「審判」を宣告してきましたので、裁判官に判断を委ねるという切り札を使ってきました。

財布の中身を抜かれるという不安から解放された

–離婚してよかったことを教えてください

離婚して2年弱が経ちますが、養育費を一括で払っても大丈夫なほどの資金があり、それに付け加え、数百万円の定期預金も組めたので、金銭的にはアップアップの状況でないことが何よりの幸せです。
私が管理しているのですから、「これぐらい貯まるよな」と実感しています。

そして、文句を言われたり、不機嫌にしていたり、とにかくマイナスのことばかりしていた元妻ですが、相手をしてくれないから意地悪をする。
かまって欲しいから、意地悪をするという部類の人と付き合いがない生活に一番ホッとしています。

–離婚して辛いと感じたことを教えてください

同世代の人には、家族があるということ。

配偶者がいて、子供もいる。家に帰れば、楽しいのではないか?栄養面を考えた食生活ができているのではないか?そして、一戸建てでもマンションでも立派な住まいに住んでいる人がほとんどなので、「自分は人生のレールを外れてしまった」「他の人と違い、自分は落ちぶれたのではないか?」など、他の人、家庭と比べた場合が一番辛いと感じます。

他の人との付き合いが少なくなることとは、こんなことが原因なのではないかと想像します。

–離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

私の場合、離婚して大正解でした。
辛いと感じることはあれど、あと10年後だったら、取り返しがつかない事態。復活できない、立て直しが効かない事態になっていました。

金銭的におかしな人とは、一緒の屋根の下では暮らせません。
なぜなら、財布を家の中に置いたり、財布の入ったバッグを置くことすら、できないからです。

財布の中身を抜かれてしまうという不安があり、手癖の悪いことに気づいた自分は、いつも鍵付きの引き出しに財布、通帳類をしまうほどでしたから。
泥棒とは一緒に住める訳がありません。

いずれは再婚したい

–現在は再婚していますか?

いずれ再婚したいと思います。
現在はまだ、人生の再建途中なので積極的に動きませんが、婚活をするほど動くことはないと思います。

自然体で過ごし、縁があれば、というスタンスで交際をするのがベストだと考えています。
縁がなければ、それまでの人生と割り切れる。

なぜなら、一度は結婚生活を送ったのですから、自分には向いてもなく縁もなかったと割り切れるからです。
もし、出会いが自然な形であれば、「やはり運があった」「2度目だけど失敗せず、やっていこう」と全てがプラスの方向に働くと考えています。

結婚生活が成り立たないのに無理することはない

–離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

絶対に結婚生活を継続できない問題というものは存在します。
金銭的なこと、精神的なことなど、死活問題に関わることで先が見えなくなったら、しばらくはイバラの道になりますがピリオドを打つことをお勧めします。

そして、離婚後に「自分で自分の生活、人生を立て直す」という意思がある人には、運も味方します。
私の場合、結婚当初からの職場を離婚後に放り出され、新しく勤務している職場に辿り着いたのですが、今までで最も収入高く、休みも取れ、景気に左右されにくい所でお世話になっています。

元妻がサゲマンだったのでしょう。
絶対やってはいけないことは、離婚して大変だからと言って、他人を頼る、追いかけること。

負のスパイラルに陥ります。人生完璧に生きる人なんていません。
継続不可と感じたら、正攻法で良い道を歩むべきです。

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2020年10月17日

多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

嫁がお金にだらしがなく、家のお金を勝手に私物化することが原因で離婚

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