知らないと後悔する「持ち家」に関する離婚準備とは?

夫の浮気と精神的虐待とも言える言葉の暴力により、恐怖を感じて離婚

元旦那様の浮気と精神的虐待とも言える言葉の暴力により、恐怖を感じて離婚

今回インタビューに答えていただいたのは、元旦那様の浮気と精神的虐待とも言える言葉の暴力により、恐怖を感じて離婚したという離婚当時36歳の女性です。
離婚して普通に暮らせていられることが幸せと語っています。

当サイトでは、離婚経験者の方にアンケート形式で離婚の体験についてお答えいただいています。
似たような境遇にあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

離婚時の状況
  • 結婚生活4年8ヶ月の末に離婚
  • 年齢:36歳
  • 職業:税理士事務所のパート職員
  • 相手の年齢:38歳
  • 相手の職業:大学講師
  • 子供:いない
目次

夫は就職後に知り合った同じ大学院の先輩

–元旦那様との出会いと結婚に至った経緯を教えてください

就職のために上京して間もなくの頃に、同じ大学で同時期に東京にいた人たちが集まる飲み会がありました。その飲み会ではす向かいに座っていた大学院の先輩でした。

当時、研究職を希望しつつかなわなかった私は、何らかの形で研究を支えられる立場の人間になりたいと漠然と考えていました。彼の研究に対する真摯な姿勢に惹かれていました。

また、私は入社したての頃に社長(既婚)から熱烈なアプローチを受けており、これを上手くかわすために色々と尽力してもらい、多大な恩を感じていたのが決め手となりました。

夫の浮気により、精神的虐待を受け、一方的に離婚を迫られた

–なぜ、離婚することになったのか、原因を教えてください

相手から一方的に離婚を言い渡されての離婚でした。

最後まで口を割ることはありませんでしたが、どうやら彼の不倫相手が妊娠を理由に彼に結婚を迫ったようです。離婚を了承するまで私は彼から執拗な精神的虐待(徹夜で酷い言葉で責め続けられる、私の人格はおろか私の関係者の人格まで否定し罵倒するなど)を受けており、耐えかねて離婚を承諾しました。

今思い返してみると最初から最悪な結婚生活でした。

まず結婚当初ですが、「結婚していることを周囲に秘密にするよう命令された」「結婚式も結婚指輪もなく、結婚報告すら必要最低限にしかできなかった」「婚姻届けなど必要書類は全て私が用意し、提出も私一人で行くことに」など、当初から不可解なことが多くありました。どうやらこの時点で既に不倫相手となる女性(当時既婚)と再会していたようです。

家事は一切手伝わない、月5万の生活費を渡されるだけで、私の個人的な服や化粧などは不要の贅沢品として購入すると嫌な顔をされていました(必要最低限のものは婚前の貯金から購入)。また、生徒や同僚に見つかるのが嫌だったのでしょう。一緒に出掛けることはほぼありませんでした。

生活の為に必要な外出である食料品、日用品、クリーニングなどの買い出しや各種手続きはすべて私が一人で行ってやっていました。ケチな人だったので食事は全て自炊。夕飯のメニューはメールで連絡。毎日お弁当も作っていました。

一方で彼は毎日飲み歩き、女子生徒を誘って遊びに出かけたり、不倫相手と思われる女性とランチやディナーに調査旅行と称しての海外旅行などに出かけていました。私も遊びに連れて行って欲しい、家に一人で居ると息が詰まると何度も訴えましたが、返ってくる言葉は「暇なら家でずっと掃除していたらいい」「そんなに遊びたいなら自分で稼いで好きにすれば?」「お前の居場所とかこの世にないんだけど」といった心無い言葉ばかりでした。

–離婚を告げられた時、どのような反応をしましたか?

酷く落ち着かない様子で、期日を1週間後に決めて一方的かつ高圧的に離婚を迫ってきました。ほぼ恫喝でした。何とか私に過失があっての離婚にしたかったようで、色々と私の問題点を捏造して羅列してきました。

前述の結婚生活に耐えてきた私としては、一言も言い返さずに離婚を承諾するのだけはどうしても嫌で、羅列された問題点に反論しました。「家事をしない」「無駄遣いをする」「自分の話を聞いてくれず精神的に追い詰められた」などのどこからか引っ張ってきたようなテンプレで、しかもそのこと如くが私というよりもむしろ彼側に問題があったからです。

反論を受けてからは酷く狼狽した様子で、精神不安な様子に変わり「寂しかったんだよ。仕方なかった」「俺は悪くない」「どうして俺をいじめるんだ」といった言葉を繰り返すようになりました。

精神不安な夫に何をされるかわからないという恐怖から離婚を承諾

–離婚の協議はすぐにまとまりましたか? それとも、時間がかかり大変なものでしたか?

期間は約1週間です。もともとろくでもない結婚生活だったこと、精神的に私が参ってしまったのと、相手側の精神不安から何をされるか分からないという恐怖感から離婚を承諾しました。

私の過失だというのだけは絶対に認めたくなかったので離婚事由は性格の不一致です。慰謝料はありません。当然の財産分与と引っ越し費用のみ出してもらえました。総額で300万円程度です。財産分与も大分ごねて値切られました。

通帳、給与明細などを見せたがらず、しきりに「お金がない。お前のせいで破産する。俺を可哀想だと思わないのか」と訴えてきており、最後の最後まで自分勝手でみっともない男性でした。

離婚して正解。普通に眠って生きていられるだけで幸せを感じる

–離婚してよかったことを教えてください

良かったことは色々ありますが、精神的なメリットが一番高いです。

結婚生活終盤は眠る前に「目が覚めたら自分が死んでいたらいいのに」と泣きながら眠って、朝起きた時に自分が生きていることに絶望しながら朝の掃除や朝食づくりに取り掛かるという、奴隷のような精神状態でした。普通に眠って普通に生きていられることがとても幸せです。

また、家事や相手の世話などの負荷がなくなり、時間を好きに使えるようになりました。あちこちにゴミを放置する人がいないので、家の中も普通の掃除だけで清潔に保てます。

相手のご機嫌を伺ってやりたいけど我慢していたことなども、今では気軽に挑戦でき、自分の世界が広がりました。

–離婚して辛いと感じたことを教えてください

「自分たちのことは棚に上げて私のことを悪者にして、不倫相手と愉快に暮らしているのだろうなあ」と想像して嫌な気分になる自分に嫌気がさします。あとは経済面が不安定になるので、早く安定しなくてはと強い焦りを感じます。

また、時折「自分は普通の家庭をもてない人間なのかも」と落ち込んだり、「再婚したとしてもまた同じことが起こるかも」と不安になったりして、次の出会いに期待を持つことができず、苦しいです。

最近はもっぱら、おひとりさまの老後や孤独死について調べてしまいます。

–離婚して正解だと感じますか? それとも後悔の方が大きいですか?

離婚して正解です。毎日当たり前のように死にたくなるような人間関係は続けるべきではありません。婚姻を続けていても、ほぼ搾取ばかりされる状況が続き、心身を壊して本当に死んでしまうという結末しか思い浮かびません。

実際に結婚生活中に慢性的にあった体調不良は現在では改善され、離婚直後には今まで耐えていた分がどっと押し寄せるようにストレス性の病気に発症しました。とにかく我慢しなきゃと頑張っていたことで心にも体にも相当な負荷がかかっていたのだと思います。

温かい家庭に憧れを持っているが諦めの気持ちもある

–現在は再婚していますか?

ずっと温かい家庭に憧れていたので再婚したい気持ちはあります。ですが初婚の結婚生活がほんとうに酷くて、「また同じことになるかも」「こういうことになるのはもしかして自分に問題があるのかも」と不安になってしまい、怖くて婚活しようという気にすらなれません。

もう若くなくて男性側からの需要もないでしょうし、欲しいと希望していた子供を産むのも難しい年齢になってしまいました。経済的には楽ではありませんが、幸い婚前に育児資金として蓄えていた貯金がありますし、手に職もあります。

最近は孤独死問題に対応するノウハウやサービスなども出てきていますし、一人で生涯を終える覚悟を決めても良いと考え始めています。

真っ直ぐな気持ちを相手に伝える努力をして

–離婚経験者として、現在、離婚を悩んでいる人に向けてアドバイスをお願いします

まずは相手とコミュニケーションをとる努力をしてみてください。格好つけたりはせず、素直に、熱心に。それでも、あなたが苦しく感じていることが改善されないようなら、離婚するのも良い選択肢です。

我慢して結婚生活を続けている間も、貴重な時間はどんどん過ぎ去っていきます。死ぬまでにどのような時間を持ちたいかを具体的に考えて決断してください。

女性の場合は改姓手続きもある為、離婚後には手続きに時間と手間がかかります。離婚直後の疲労しきった精神でもつつがなく進められるよう、手続き一覧をあらかじめ作成しておくことを強くお勧めします。最近はWEB上に便利な情報サイトもあります。

最後に、「あんな人からのお金なんて受け取りたくない!」と思うかもしれませんが貰えるものはしっかり貰ってください。新生活を始めるにあたってお金は本当に大切です。財産分与、年金分割、引っ越し費用や慰謝料。特に前の二つは当然の権利です。

調査方法:アンケートサイトにて質問
調査日:2020年11月8日

多くの夫婦がやっている「持ち家」に関する離婚準備

離婚後に後悔することの一つが、「持ち家」に関する離婚準備を怠ってしまうことです。
大きな後悔をする前に、離婚を切り出す前に学んでおきましょう。

元旦那様の浮気と精神的虐待とも言える言葉の暴力により、恐怖を感じて離婚

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次